ソニー、中国のカメラ部品工場を深圳欧菲光科技に売却

ソニー、中国でカメラモジュールを製造する工場を中国・深圳欧菲光科技(オーフィルムテック)に売却する。売却額は約99億円で、時期は未定。カメラモジュールはスマートフォン(スマホ)市場の成熟などで需要が減少傾向にあり、事業規模を縮小する。  ソニー中国法人の製造完全子会社、索尼電子華南(広東省広州市)の全持ち分をオーフィルム社に売却する。工場の従業員は約4000人で、オーフィルム社がそのまま引き継ぐ。譲渡益の金額や連結業績への影響は、完了時に発表する。同工場は2004年にAV機器の製造工場として設立され、12年からカメラモジュールを製造している。  カメラモジュールは画像センサーやレンズ、配線板を一体にした複合部品で、ソニーは国内外のスマホメーカーに供給している。ただ歩留まりが改善しない上、価格競争も激しい。スマホ市場の伸びも鈍化しており、ソニーはカメラモジュール分野で16年1~3月期に596億円、4~6月期には203億円の減損損失を計上した。熊本工場(熊本県菊陽町)でも外販向け高機能カメラモジュールの生産から撤退している。