宇部興産、射出成型機の三菱重工プラスチックテクノロジーを買収

三菱重工業は、子会社でプラスチック射出成型機事業を手掛ける三菱重工プラスチックテクノロジー(三菱重工プラテック、名古屋市)の株式85%を宇部興産に譲渡する。中国や東南アジアに顧客基盤を持つ三菱重工プラテックと北米に強い宇部が組み、海外でのシェア拡大を目指す。  譲渡額は公表していない。来年1月1日付で宇部興産の子会社、宇部興産機械(山口県宇部市)に譲渡する。単純合算した売上高は550億円となる。  三菱重工プラテックは北米や中国、タイといった海外の販売拠点も譲渡する。従業員は営業人員のみ、宇部興産機械が来年1月に設立する販売会社に移す。三菱重工は3年前から成長力を重視し、事業の集中と選択を進めてきた。過去には印刷機やクレーンなどの事業を他社に譲渡したり、他社との合弁会社に切り替えたりしている。宇部興産は中期経営計画で射出成型機を含む機械事業のサービス強化を掲げている。三菱重工プラテックの顧客基盤や販売、サービスのネットワークを取り込み、収益拡大につなげる。